
朝早くに起きて、仕事や学校に行き、
遅くまでやりたくないことをやったり、
交わる人ににこにこしてみたり。
なのに、やっとの思いで家に帰ってすることは、
- もっとこう動けばよかったかなあ
- あの時どうしてあんなこと言われたんだろう
- このままの生き方でいいんだろうか…
といった出口の見えない「ぐるぐる思考」
なんて人はいませんか??
私はよくしてしまいます。
でも、こんなふうに1人で考え込んでいる時間って、
結構辛いし、心休まりませんよね。
しかも、過去や未来の考えごとに頭のリソースが
取られて、今やるべきことが全く進まない…
みたいなこともあるから厄介なものです。
そんな私のように、ぐるぐる思考を
やめたい気持ちとは裏腹に、
無意識に繰り返してしまう人に朗報です。
実はこの「ぐるぐる思考」、
正式に体の仕組みとしての名前、ついてます。
原因も対処法も割としっかり究明されています。
その名もDMN(デフォルトモードネットワーク)。
ということで今回は
についてご紹介します。
先ほどDMNはぐるぐる思考の原因です!
とお伝えしましたが、
上の目次を見ても分かる通り、
必ずしも悪いものではありません。
DMNはうまく活用することで、
心穏やかに過ごすためのカギにすることもできます。
1人で深く考え込んでは、
不安になったり、やるべきことが手につかなくなる人
にはぜひ最後まで読んでほしいです。
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DMN(デフォルトモードネットワーク)とは

DMN(デフォルトモードネットワーク)
:脳が主体的に物事を考え、情報処理や判断を行う働き(タスクポジティブな状態)を休ませる神経活動のこと。
つまり、どこにも注意が向いておらずぼーっとした状態ですね。
しかし脳は完全に休んでいるわけではありません。
DMNの時の脳内では
- とっさの危機への備え
- 情報の整理
が行われています。
前者については、
ぼーっと散歩をしている時に、
急に横から自転車が飛び出してきた!
なんて緊急事態が起きた時にもすぐに対応できるように、
脳の一部機能を働かせておく状態のことを指します。
後者の働きを具体的に挙げるなら、
記憶の整理や、情報同士の結びつきの整理、
自身が置かれている状況の整理など。
無意識のうちに問題解決を行うこともあります。
このことからDMNは、
「アイドリング」や「スタンバイ」状態
と言われることもあります。
DMNが働きやすい状況
- お風呂に入っている時
- 散歩している時
- 寝ている間(寝起き)
- 歯磨きなどのルーティンになっている作業中
- 電車の中でぼんやりしている時
など…。
考えるべきことが少ない作業をこなしている
時に起こりやすいと言えるでしょう。
DMNが働くメリットとデメリット

ではDMNが働くことで、
私たちはどのような影響を受けるのでしょうか?
メリットとデメリットに分けてご紹介します。
DMNが働くメリット
- 新しいアイデアが生まれやすくなる
- リラックスした状態になれる
新しいアイデアが生まれやすくなる
考えても考えても
出なかったアイデアや悩みの解決策が、
ふとした瞬間に舞い降りてきた!
なんて状況を引き起こすのがDMNです。
DMNによって過去の記憶や今の状況が整理
されることを通して、情報同士が結びつくことがあります。
これがアイデアのもとになったりするんですよね。
リラックスした状態になれる
仕事や勉強中、
はたまた人と雑談している時はフル回転の脳も、
DMN中は少しお休みができます。
なので自然と緊張も解け、
リラックスした状態になることができるのです。
DMNが働くデメリット
- 注意力が散漫になる
- 余計なことを考えて不安になる
- 疲れやすくなる
注意力が散漫になる
DMN中は頭がぼんやりとした状態になります。
なので普段よりは
「急に話しかけられた内容を理解する」
「危険を察知する」といった注意力が
低くなる傾向にあります。
「…ああごめん、ぼーっとしてた」ってやつですね。
余計なことを考えて不安になる
DMN状態の中、情報を整理する過程で、
考える必要のないことを考えてしまうことがあります。
それが引き金となって、
新たな心配事が増えてしまったり、
まだ起こっていないことが不安になったりする。
ずばりこれが「ぐるぐる思考」です。
疲れやすくなる
「ぐるぐる思考」から抜け出せなくなってしまうと、
DMN本来の働きである脳の休息が十分に
できなくなってしまいます。
そうなると、体は疲れていないのにやる気がでない、
という「疲労感」を抱えてしまうことになるのです。
これはもったいない。
DMNを働かせる方法

では、先に挙げたメリットを享受するために
DMN状態になりたい!と思った場合、
私たちにできることは何でしょうか。
- 楽しいことを考える(PCD)
- デジタルデトックスをする
- 単純作業をする
- 仮眠をする
の4つをご紹介したいと思います。
楽しいことを考える(PCD)
詰まるところ「空想」です。
HSPさんは得意な方が多いのではないでしょうか。
そして、今回は空想の中でも
- 自然の多いところでリラックスする自分
- 海のさざなみ
- 好きな空間で好きなことをする自分
など楽しい気持ちになれるもの
(PCD:Positive Constructive Daydream)を
空想することで、自分をリラックスした状態に導き、
DMNを働かせます。
いきなりは難しいよ…という方は、
自然や海を写した動画を見たり、
趣味に没頭する時間を取ったりすることが
導入に効果的です。
デジタルデトックスをする
通勤時間の電車の中や、お家での時間。
本来DMNを働かせやすい時間
(ぼーっとしやすい時間)ですが、
その片手にスマホを握り、
無数の情報を浴び続けていては、
DMNは一向に働きません。まずは、
頭が疲れたな〜
と思った時から。
スマホから手と目を離す時間を意識的に
作ることが大切です。
単純作業をする
- 掃除 / 洗濯
- 散歩
- 入浴
などの単純作業はDMNを働かせるのに
大いに役立ってくれます。
これは何となく想像つきますよね。
あんまり何も考えずにできることをしている時は、
ぼ〜〜っとできる方が多いはず。
私は通勤時(自転車・40分)の時間が、
強制デジタルデトックス状態になるのも合間って、
1番DMNが働いている気がします。
仮眠をする
DMNは睡眠中にも働きます。
がっつり寝なくても、少し仮眠を取ったり、
何なら数分目を閉じたりするだけでも効果があります。
特に五感が敏感な傾向にあるHSPさんは、
その五感のうちのひとつ、「視覚」を意識して
塞いじゃうのは、ぼ〜っとするために
いい方法かもしれませんね。
⚠️夕方以降の仮眠、30分以上のまとまった睡眠は、
夜の睡眠の質を下げる可能性があります。ご注意を。
【瞑想】DMNの働きを抑える方法

次に、ぐるぐる思考が止まらず不安な気持ちになったり、
やるべきことが手につかなくなったりする人に向けて、
「瞑想」を使ったDMNの働きを抑える方法を
お伝えします。
瞑想:目を閉じて静かに考えること。眼前の世界を離れてひたすら想いに耽ること。
そして、瞑想は大きく
- 観察瞑想:無理に集中しようとせず、自分が考えていることのありのままを受け入れる
- 集中瞑想:自分の呼吸や体の一部に精神を集中させる。精神統一に近い。
の2種類に分けられます。
DMNの働きを抑えたい時にするのは後者の集中瞑想です。
集中瞑想では、呼吸などの特定の対象に注意を向け続けます。
もし注意がそれてしまっても焦らず続けていくことで、
DMNによるぐるぐる思考がなくなってくるということです。
難しいな…と感じた方は、
- 散歩する時の体の動きや、地面に足がつく感覚
- 何かを食べた時の食感や匂い
- 布団に潜った時の布の感触
など、自分自身で完結する感覚以外のものを
感じ取ろうとすると、集中しやすいと思います。
まとめ

今回は
というお話でした。
DMNは本来、脳をリラックスさせ、
情報を整理するための脳の働き。
ぐるぐる思考も、
「よりよくなりたい」という気持ちから
自分が持つ情報をフル活用し、
不穏な結びつきを見つけたり、
考えることをやめられなかったりした結果。
と思ったら、すごく悪いものでも
ないのかもしれません。
とはいっても、
答えのないことを考え続けるのは辛いことです。
今回ご紹介した方法も活用しながら、
意識してぐるぐる思考をしない時間を大切に、
ゆるゆる前に進みましょ〜〜う!
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【参考文献】
- STUDY HUCKER DMNとは?知っておくべき9つのこと
- kiitos 脳を休ませるための「デフォルトモードネットワーク」って? | 脳を休める④
- 越野英哉他 デフォルトモードネットワークの機能的異質性(2013)
- 現代マインドフルネスセンター 集中瞑想と観察瞑想の違い


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