HSPさんの働きやすい環境って?

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楽しそうな職場の画像

「ささいな刺激に敏感に反応してしまう」
「他人軸で、自分に自信がない」

そんな「生きづらい」イメージが先行しがちなHSPさん。

実際、その気質に振り回され、困ってしまうことも多いと思いますが、
環境や求められることによっては、その敏感さ、細やかさは強い長所になります。

ということで今回は、

  • HSPさんの長所が活かせる/ストレスをためやすくなる職業
  • HSPさんが働きやすい職場
  • 自分にとって働きやすい環境を手に入れるためにできること

をご紹介します!

HSPさんの長所が活かせる職業

ハシゴの上に電球がある画像。アイデアを表している。

HSPさんの長所が重宝される職業は以下のような所です。

  • 他者のニーズを汲み取ることが求められる職業
  • 「話を聞く・寄り添う」ことが仕事になる職業
  • 新しいものや価値観を求めている職業

他者のニーズを汲み取ることが求められる職業

HSPさんの相手のささいな言動から相手の感情を読み取れる特徴は、
誰かの「こういうの欲しかった(知りたかった)!」
を察知する際に大きく役立ちます。なので、

  • コンサルティング
  • SNS運営
  • ライター

など、相手が求めるものを提供することが価値になる職業では、
HSPさんは大変重宝されるでしょう。

「話を聞く・寄り添う」ことが仕事になる職業

他者の気持ちの変化をよく感じ取り、また深く共感できるHSPさんは、

  • カウンセラー
  • 教師
  • カスタマーサポート

などの職業においては、とても満足度の高いサービスを提供することができます。

一方でHSPさんは、
他者のネガティブな感情を、自分のもののように抱え込んでしまい、自分も辛くなってしまう
一面があります。

なので、このような職業に就く際は、
「ネガティブな感情を適度に受け流す」
「溜まったネガティブな感情を上手に発散する」
などのスキルが必須となるでしょう。

新しいものや価値観を求めている職業

  • デザイン業
  • 企画職
  • 起業してまもない企業

など、「周りとの差別化」が価値につながる職業では、
HSPさんの細かな着眼点やアイデア力が多いに魅力を発揮するでしょう。


このような職場であれば、HSP気質が仕事の良いパフォーマンスにつながるので、
HSPさん自身もやりがいを持って仕事ができそうですね。

HSPがストレスを感じやすい職業

ここまで書いた通り、HSPさんだからこその気質が長所となり、
重宝される職業はたくさんあります。

一方で、繊細・敏感な気質がよくない方向に働き、
HSPさんが仕事でストレスをためやすくなってしまう職業があるのも事実です。

↓↓↓HSPさんが仕事でストレスをためやすくなってしまう職業↓↓↓

  • ノルマの達成を求められる職業
  • マルチタスクが必要な職業
  • 不特定多数の人と関わる職業

ノルマの達成を求められる職業

物事を慎重に、丁寧に進めることができるHSPさん。
そのこと自体は長所となりうるのですが、
仕事のスピード自体はゆっくりになってしまう傾向があります。

そのため、

  • 営業職
  • アパレルなどの接客業
  • ドライバー

などのノルマがある職業は、数をこなすことも大きな達成の要因になるため、
HSPさんが焦ってしまうタイミングが多い職業だと言えるでしょう

また、HSPさんにはプレッシャーを感じやすく、失敗した時に自分を責めてしまう人も多いです。

そのためノルマを達成できなかった時に、落ち込んだり自信を無くしてしまう
ことによるストレス
も人一倍受けてしまいます。

マルチタスクが必要な職業

  • 医療従事者
  • 教師(特に幼稚園・保育園)
  • 行政職

これらの職業には、常に周りの状況を把握しておく必要がある、
チームで業務を遂行する、などの特徴があります。

つまり、自分がしている仕事以外のことを考え続けることが求められる職業たちです。

少ない情報からたくさんのことを読み取ったり、
自分で推測を広げたりすることができるHSPさんにとって、
こういった職場は情報が多すぎて、脳がオーバーヒートしやすくなってしまいます。

そうなると、仕事の優先順位がわからない、動けない自分が嫌になる、
などの理由でストレスがたまりやすくなってしまいます

不特定多数の人と関わる職業

HSPさんの大きな魅力といえば、共感力の高さです。一方で、

  • 接客/サービス業
  • フロント業
  • 営業対象が企業ではなく消費者の営業職

といった、不特定多数の人と関わる職業においては、
不意にネガティブな感情を浴びせられることが多い職業だと言えるでしょう。

他人との境界線が薄いHSPさんは、
誰かのネガティブな感情を受けて、自分もネガティブな気持ちになってしまいがちです。

そんなことが続くと、やっぱりストレスがたまってしまいますよね?

私自身、学生時代に接客業をいくつか経験しました。その中で、
レストランなどお客さんの層が広く、滞在時間が長い場所や、
ホテル・百貨店といった質の高い対応を求められる職業においては、
悲しい気持ちになることがたくさんありました。

一方で、パン屋さんや球場の売り子など、
「ご機嫌な人と短い時間関わる」タイプの接客業では楽しく働くことができたので、
仕事を選ぶ時には「どんな気持ちの人と関わるか」が重要になると言えるでしょう。

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HSPさんが心穏やかに働くために必要な職場環境

静かで落ち着く部屋の画像。

ここまで、HSPさんの長所を活かせる職業と、
ストレスがたまりやすくなってしまう職業についてご紹介してきました。

とはいえ、どんなに好きな仕事でも人間関係や働き方によって、
心穏やかに過ごすことができるかどうかが左右されてしまうことが現実です。

一方で、接客業の経験のところで書いたように、
「ストレスがたまりやすい」とされている職種でも、
環境次第で楽しく働ける可能性は十分にある
ということです。

なのでここでは、HSPさんが自分の気質に振り回されることなく、
仕事に取り組めることができる職場環境についてご紹介します。

↓↓↓HSPさんが心穏やかに働くことができる職場↓↓↓

  • 1人の時間を作ることができる職場
  • 自分のペースで仕事ができる職場
  • 自分の役割がはっきりしている職場

1つずつ詳しく説明していきます。

1人の時間を作ることができる職場

他者の気持ちに寄り添い、行動する能力に長けているHSPさんですが、
それゆえに周りに気を遣いすぎてしまうことがあります。

自分だけが自由に使える部屋、外に出られる休憩時間、リモートワークの日など、
「自分だけになれる空間・時間」があると、
心の息抜きをしながら仕事ができるのではないでしょうか

ちなみに私も、職場に私専用の物置があるので、
ときおり行って、心のスイッチをOFFにする時間をとっています
(仕事部屋ではないので長居はできませんが。笑)。

自分のペースで仕事ができる職場

仕事の順番、内容、時間配分、自分である程度調節できますか?

「こうするべき」という思考が強かったり、
物事を深く考えて動き出すことが遅くなりがちなHSPさんにとって、

「いつどんな仕事が降ってくるかわからない」
という状況は、ストレスの原因になる可能性があります。

不規則に訪れる顧客の対応を求められる窓口業務や、
迅速な判断が必要になる職種を選ぶ際は、
自分が辛くならない程度のものなのかを考慮する必要があると言えるでしょう。

自分の役割がはっきりしている職場

あなたが本当にすべき業務はなんですか?

と、聞かれてはっきり答えられるでしょうか?

周りの幸せが自分の原動力となったり、自分の決断に自信が持てなかったりすることから、
「NO」をいうことが苦手な傾向があるHSPさん。

「できることをやれる人がやる」という空気のある職場だと、
つい自分のキャパ以上の仕事を引き受けてしまうかもしれません。

特に職種に関わらず、小規模な職場にいる(いく)時には注意した方がいい点でしょう。

自分に合った環境で働くためにできること

男性の足元の画像。一歩踏み出している。

では、自分に合った環境で働くためにできることはなんでしょうか?

  • 仕事の種類を知る
  • 環境を変える勇気を持つ

仕事の種類を知る

自分が望む環境を得るためには、
「世の中にどんな仕事があるのか」
を知ることがとても大切です。

特に、今の職場環境が不満で転職したい時、その原因が職種によるものだったなら、
同じ業種内で転職しても、それは無意味なものになるでしょう。
(例)学校の先生が「平日に休みにくい」ことを理由に転職を考えている
   →違う地域で先生になっても状況は変わらない

だからこそ、色んな仕事を知って、
自分の求める条件にマッチしやすい職種を探すことが大切になります。
(例)先ほどの学校の先生なら
   塾講師、教育系Youtuber、インストラクターなどなら、
   平日休みつつ、「教える」仕事を続けることができるでしょう。

【職業を調べることができるサイト】

時代の流れに沿って、新しい職業も増えているので、
思わぬ形で自分の好きなことに携われることもあるかもしれませんね。

環境を変える勇気を持つ

職場の環境に対する不満には、自分で対処できるものとできないものがあります。

「1人の時間を作る」
「気温・騒音などから自分を守る」
など自分である程度調節できる事柄については
努力をしてみる価値があるかもしれません。

一方で、変わる気配のない人間関係や、前述した職種上の特徴など、
基本的に我慢するしかないことに対して、
心をすり減らしてしまうのはとても悲しいことのような気がします

不満が大きいならすぐにでも、
そこまででもないなら、1年、2年かけてゆっくりと。
人生で多くの時間を過ごすその場所が自分にとってより良いものになるように、
まずは一歩踏み出してみましょう🌼

まとめ

今回の記事では

  • 共感力や繊細さが活かせる職業は働きやすい
  • 丁寧さや他人との境界線が薄いことが短所になる職業ではストレスをためやすい
  • 同じ職業でも職場の雰囲気や勤務条件で働きやすさは変わる

ということをご紹介しました。

これを読んでくださっている方の中には、

  • 自分は仕事もまともにこなせないダメな人間だ・・・
  • みんなが当たり前にできている仕事でつまづくのはどうしてだろう
  • 社会人向いてないんじゃないかな

と思われている方もいるかもしれません。

でも、そんなことはないんです。

HSPさんに限らずどんな人でも、
その人自身の長所が活かせる職業・職場に出会えたら、
重宝され、自分自身も楽しく働くことができます。

だから、仕事ができないダメな人なんていません。
今の仕事、職場は得意じゃない。それだけです。

落ち込むことは何にもありません🔆

【参考文献】
・上戸えりな HSPの教科書 株式会社Clover出版 2019
・HSPな僕たち HSPの長所を10個にまとめて経験談もシェアした【実は最強】

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