HSPさんの苦手な環境と限界サイン

アイキャッチ画像です HSP女子の幸せ探し
イライラして頭を抱えている女性の画像です。

HSPさんはストレスをためやすいと言われています。
理由は簡単。ストレスを感じやすく、発散しにくいからです。

私自身もささいなことで困ったり悲しくなったりする一方で、
その気持ちを言葉にして誰かに伝えたり、ストレスを感じている自分の気持ちを
認めることはとても苦手です。

そうして結局ストレスをすぐに感じてしまう自分のことを責めてしまうんですね。

そんなことが続くと、ない自信はさらになくなり、新たなストレスの原因に
なることは想像に難くありません。

ということで今回は、もしかしたらいらっしゃるかもしれない私の仲間に、

  • HSPさんが苦手な環境
  • HSPさんが大きなストレスを感じた時の「限界サイン」
  • ストレスの上手な対処法

についてお伝えしていきます!

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HSPさんが苦手な環境

様々な表情の子どもたちが話し合っている画像です。

HSPさんはその特有の気質が要因となり、
思わぬところでストレスを感じてしまうことがあります。

大勢の集まり

HSPさんには、共感性が高い、人一倍周りに気を配るなどの特徴があります

そのため、たくさんの人の思惑が入り混じる大勢の集まりに身を置くことで、
ストレスを感じてしまう場合があります。

  • お祭り
  • 会食
  • 大規模な会議

個人的には、結論が出なくてよどんだ会議などは特に、
誰かの苛立ちや怒り・悲しみがひしひしと伝わってきて、自分の気持ちまで
ネガティブになってしまいそうな気がするので苦手意識が強いです。

また、HSPさんには自己肯定感が低い人が多いこともあり、
人と関わるたびに「もっとこうすればよかったかな」「自分の伝えたいことが伝わっていないかも」なんてふうに1人反省会を繰り広げてしまう傾向にあります。

起こったことでだけではなく、それを反省して必要以上に落ち込んでしまうと、
さらに自信がなくなってしまう原因にもなりかねません。

1人の時間が取れない時

予定が詰まってしまったり、仕事が忙しかったり、
家族との過ごし方がうまくいかなかったりで、1人の時間が少なくなると、
HSPさんはストレスを感じやすくなります。

例え一緒に過ごす人が嫌いではなくても、

  • 誰にも気をつかわなくていい時間
  • 自分だけの深い思考に集中できる時間
  • 自分の苦手な刺激から完全に逃れられる時間

が必要なHSPさんにとっては、
1人の時間が減ることは心に余裕がなくなってしまう要因になってしまうのです。

1度にたくさんのことをこなさなくてはいけない時

1つの物事を深く、さまざまな角度から観察する一方で、
プレッシャーには強くないHSPさん。

それゆえに複数の出来事を同時に処理することは苦手な傾向にあります。

私自身もいまだに、周りの考えを尊重したい、1番ベストな選択をしたい、
という思いが強くなればなるほど、
何を優先して行うべきなのかわからなくなってしまいます。

刺激の強い環境にいる時

HSPさんは、

  • 大きな音が鳴り響いている
  • 暑すぎる(寒すぎる)
  • 強い匂いがする

などの刺激に人一倍敏感に反応します。

なので、HSPの気質を持たない人が何も気にならないような刺激にも、
ストレスを感じてしまうことがあります。

また、刺激によるストレスそのものだけではなく、
刺激によってストレスがかかっていることを周りに理解してもらえないこと
にストレスを感じているHSPさんも多いです。

HSPさんの限界サインチェック

黒い背景に、「SOS」の形のブロックのようなものが置かれた画像。

では、上でお伝えしたようなことが原因でHSPさんに過度なストレスがかかってしまった時、
私たちにはどのような影響があるのでしょうか。

  • 食欲がなくなる
  • 眠れなくなる
  • 理由もなく涙が流れる
  • 自分の感情がわからなくなる
  • 好きなことが楽しめなくなる
  • 集中力が切れやすくなる
  • 刺激にいつも以上に反応しやすくなる

当てはまっているものはありましたか?
ここからは、このような変化がストレスによって起こる理由を1つずつ見ていきましょう。

体の限界サイン

ストレスを感じると、内臓などの働きを調節してくれている自律神経の働きが
乱れてしまいます。

自律神経には、興奮した(する)時に働く交感神経と、リラックスした(する)
時に働く副交感神経があり、ストレスがかかっている時には交感神経が優位に
働く傾向があります。

食欲がなくなる

体の中で交感神経が優位になると、胃や腸の運動、胃液の分泌などが抑えられます。
つまり、胃や腸の働きは低下します。

さらに、脳が食欲があることを伝える働きも低下するため、食欲がなくなってしまうのです。

ちなみに、ストレスが副交感神経に影響を与えると、
交感神経が刺激された時とは逆に胃や腸の働きが活発になります。
じゃあいいじゃん?と思いきや、食べ物を消化するための胃酸を過剰に分泌することで
胃痛の原因になるので、一概にいいとも言いきれないのです。

眠れなくなる

寝付けない、眠りが浅い、早朝に目覚めてしまう・・・。
これも、ストレスによって交感神経が優位になることによって起こります。
交感神経によって脳が興奮した状態になり、眠れない状態を作り出してしまうのです。

刺激に敏感だったり、たくさんのことを考えたりして、消耗した気力・体力を、
睡眠によって回復することの多いHSPさんが眠れなくなることは、
HSPさん自身の心や体の余裕を失わせ、さらに悪い状況を引き起こす可能性のある危険
があるサインです。

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理由もなく涙が流れる

これに関しては、正確なメカニズムは判明していません。

が、涙を流すことでホルモンの働きを調節したり、交感神経と副交感神経のバランスを
整えようとしているのではないかと言われています。

心の限界サイン

自分の感情がわからなくなる

普段から共感性の高さゆえ、
他人の考えがまるで自分の考えかのように思われてしまう、
自分軸がずれてしまう、なんてことが多いHSPさん。

ストレスがかかることによって、その傾向が強まる可能性があります。

共感力の高さと、これも気質の1つとして多く挙げられる自己肯定感の低さが相まって

  • 自分の考えに自信がなくなる
  • 周りの空気感に合わせてしまった方がいい気がする
  • 何がしたかったのかわからなくなる

といったことが起こりやすくなってしまうのです。

好きなことが楽しめなくなる

解決しない物事や、気の合わない人のことで頭がいっぱいになってしまうと、
好きなことが楽しめなくなってしまいます。

また、ストレスの原因が自分にあると考えてしまった場合、
「こんな自分が楽しんでいいのか(幸せになっていいのか・・・)」
などの思考回路におちいってしまうこともあるそうです。

集中力が切れやすくなる

これは上の「好きなことを楽しめなくなる」理由と似ています。
何かに取り掛かろうとしても、不意にあの人の顔や声がよぎってしまう・・・
なんてことになれば、集中することができませんよね。

また、体の限界サインでも紹介した交感神経がストレスによって優位になることで、
胸がドキドキしたり、血管が収縮することによる肩こりやめまいなどが起こることもあります。
そうなるとやっぱり集中は途切れてしまいますよね。

刺激にいつも以上に反応してしまう

イライラした時に話しかけられたら、ささいなことにも怒ってしまう。
なんてことはありませんか?

これと同じで、音や光、温度などにおいても、
普段なら我慢できる刺激が我慢できずに新たなストレスになってしまう、
ということが起こりえます。

限界サインが出た時の対処法

部屋でリラックスしている女性の画像です。本を読みながら飲み物を飲んでします。

では、このような限界サインが出てしまった時に、私たちができることは何でしょうか。

誰かに相談する

まずは誰かに相談してみましょう。
あなたが抱える苦しみ・悲しみを全て理解はしてもらえないかもしれません。
でも、大切な誰かに「あなたがストレスを抱えている」ということを
知っておいてもらうこと自体が、あなたにとっての心の支えになるでしょう。

相談する相手としては、家族、友達、医療機関などが挙げられます。他にも、

などを活用することもできます。

1人の時間をつくる

誰かに思いを共有できたら、次は1人になってみるのはどうでしょうか。

ストレスの原因になる人からはもちろん、
SNSからも少し離れ、不快な刺激がない場所で1人ゆっくり過ごしてみてください。

1人になるとネガティブなことばかり考えてしまうというという方
もいるかもしれません。私もです。笑

そんな時は紙とペンを用意して、自分の気持ちを書き出すことをおすすめします。
すぐにポジティブになれる!わけではありませんが、
状況を整理して自分の改善すべきところを具体的に探す。
漠然とネガティブなことを考えて自分を責めるよりかは生産性高くないですか?
あと意外と「自分悪くなくね・・・?」なんてことに気づいちゃったりもします。笑

自分のしたいことをする

優先順位の低いことは置いといて、好きなことに時間を使ってみるのはいかがでしょう?

いつもストレスと闘いながら生活しているあなたが、あなただけに
時間(とお金)をた〜〜っぷり使ってみるんです。

少しだけ遠出してみたり、いいスピーカーで音楽を聴いてみたり、
凝った料理に挑戦してみたり・・・。
できることを挙げればキリがありません。

ストレスの原因がなくなるわけではありませんが、一歩引いた長い目で見て、
自分にとって「楽しい人生」にするための工夫といった感じです。

少し休憩する

誰かに相談したり、何かを楽しむ気力もない。もう疲れた!
という時は、とりあえず何のしないのも手です。

何もしないことは悪いことではありません。
何もできないことも悪いことではありません。

1日が難しければ、半日、1時間だけでも、
「何もしたくない」と心が言っているなら従ってみるのはどうでしょう。

もちろん、それをしたところで何も変わらないと思います。
でも、周りに合わせて自分の欲望を飲み込みがちなHSPさんにとっては、
「自分のいうことを聞く」大切な時間になるはずです。

まとめ

今回は、

  • 大勢の集まる場所や、苦手な人がいるなどの刺激が多い場所でストレスがたまりやすくなる
  • ストレスは心にも体にも大きな影響を与える
  • ストレスは誰かに相談したり、自分を大切にする時間を取ることで和らげられる

ことについてご紹介しました。

ストレスなく生きていくことは不可能です。

一方で、ストレスに押しつぶされないための心構え、特定のストレスから逃げる方法は
などは探せばいくらでもあります。

長い人生、楽しいことを楽しいと思える心の健康を保ち続けるため、
ストレスとも上手に付き合っていきたいですね🌼

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