人と親密になるのが怖いHSPさんへ

HSP気質との上手な向き合い方

あなたは誰かに

「仲良くなりたい」「恋人になってほしい」

なんて感情を抱いたとき、

つまり人と心の距離を縮めたいと思ったとき、

  • 誰かの前で、ありのままの自分でいるのは怖い
  • 他人に知られたくない自分に関する事柄がある
  • 誰かに支配されるのが怖くて近づけない
  • 誰かの気に障ることをしてしまうかもしれない
  • 誰かに感情面で頼られるのは嫌だ

などの感情が邪魔をしてうまくいかなかったことはありませんか?

私はよくあります。

自分が泣いたり怒ったりしているところは極力見られたくないし、
自分と過ごしている人には絶対に嫌な思いをしてほしくありません。

だから一生懸命にこにこして、相手の様子を伺って。

それがすごく疲れるから、
誰とも深い関係を持たず1人で長く過ごしていたい
なんて気持ちになることもあります。


ただ私は、そんな自分の考えも、
このまま誰にも心を許せず孤独な人生を送ることも嫌でした。

そこで何か打開策はないかと探し回った結果、
誰かに対して上に挙げたような気持ちになる
(結果人と親密になるのが怖いと感じる原因の1つにHSP気質がある
という説を見つけたのです。

ということで今回は、

  • 「親密な」状態とは(定義)
  • HSPさんが誰かと心の距離を縮めることが怖い理由
  • 心の距離を縮めるときに自分(HSPさん)自身ができる工夫

についてお伝えしていきたいと思います!

私と同じような悩みを抱えているHSPさんの
心が軽くなる手助けができればとても嬉しいです!

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  • HSPってなんだろう
    :HSPの定義や気質、分類などについて解説しています。まずはここから。

「親密な」状態とは

まず、「親密」とはどういった状態のことをさすのでしょうか?

色々な観点はあると思いますが、
今回はHSPの提唱者であるエレイン・N・アーロンさんが著者で
「親密さ」について言及された際の定義

ありのままの自分でいられること

を元に先の話を進めていきたいと思います。


人と親密になるのが怖いと感じる理由5選

アーロンさんによると、
親密な人との関係がある人は健康で幸せで、人生に意義を見つけていて、
自己肯定感が高く、不安も少ないそうです。

では、それでもなおHSPさんの中に
「人と距離を縮めるのが怖い」
と思ってしまう人がいるのはどうしてでしょうか。

  1. ありのままの自分を出して嫌われるかもしれないから
  2. 自分の心がコントロールできなくなるから
  3. 相手のことを嫌ってしまうかもしれないから
  4. 相手に振り回されてしまうかもしれないから
  5. 相手に対して責任を負うのが怖いから

以上の5点からその理由について迫っていきます。

1 ありのままの自分を出して嫌われるかもしれないから

HSPさんは共感力が高く
「誰かのために頑張りたい!」と思える一方で、
「嫌われたくない」「嫌な思いをさせたくない」
と強く感じる傾向があります。

そのため自分の、

  • 誰かの意見に反する気持ち
  • 特殊(だと思っている)こだわり
  • 人を憎んだり羨んだりする気持ち

などが相手に伝わってしまうことをひどく恐れてしまうのです。

ただ、親しくなって長く一緒にいると
どうしても上に挙げたような部分は隠しきれなくなってしまうので、
親密になること自体を避けたくなってしまうのですね。

2 自分の心がコントロールできなくなるから

これは特に、自分(HSPさん)自身が相手に好意を抱いているとき、

  • 相手が自分に対して興味を失っている
  • 自分が想っている・行動していることに対しての見返りがない
  • 相手の考えていることが理解できない

などの感情を抱くと、どうしようもなく
悲しい・寂しい気持ちになってしまうことがあります。

いわずもがな、苦しい気持ちを誰にも打ち明けられなかったり、
上に挙げたような状況になった原因が自分であると考えて、
自己肯定感が低くなってしまうのはとても辛いことです。

また、それが原因で相手に怒ったり、
泣きわめいたりしてしまうことも怖いので、
親密になること自体を避けてしまう可能性があります。

3 相手のことを嫌ってしまうかもしれないから

相手がどんな人であっても長い時間を共に過ごし、
様々な経験をしていくと、

  • 幼い部分
  • 思いやりが足りない
  • 思慮が浅い
  • 単純に自分と合わない

などと感じてしまう部分が見えてしまいます。

これは当たり前のことではありますが、
人一倍「誰かを嫌ってはいけない」「誰とでも仲良くしなければならない」
という思いが強いHSPさんにとっては避けたい状況だと言えます。

4 相手に振り回されてしまうかもしれないから

HSPさんの共感力の高さは、自分と他人の境界線の薄さによって現れています。

そのため、そばにいる人の考え方やテンションに影響されて、
意図せず相手に振り回されてしまうことも少なくありません。

共感しちゃって、自分も相手と同じ考え方や
テンションになっちゃうんですよね。

では、HSPさんはどういった状況で
他人に振り回されやすくなってしまうのでしょうか。

キーワードは「HSPさんはおしに弱い」です😉

相手のことが怖くて反論・反抗できなくなる場合(押しに弱い)

HSPさんは相手の言動から感じ取れる怒り・不満・意思などの感情に
人一倍心理的な圧迫感を感じてしまいます。

そして、「相手のことを怒らせたくない」という心理が働いて
自分の気持ちを飲み込んでしまう傾向にあります。

ただ、そんな状況が続くとやっぱり苦しいですよね。

だから人から怒られそうな機会そのものを減らそうする
つまり、人と親密になるのを避けようとする
要因になってしまいます。

相手のことが好きすぎて冷静な判断ができなくなる場合(推しに弱い)

相手の細かな感情の変化や要求を読み、
相手が求めるものを提供しようとするHSPさん。

だからこそ、相手の弱い部分や未熟な部分にも気づきやすく、
なかなか「親密になりたい!」と思う人に出会えないHSPさんもいます。

そんな中、一緒にいても苦しくなくて、
不快だと感じる部分のない人が現れたらどうでしょう?

絶対に離れたく(離したく)ない!」と思ってしまいませんか?

そうなると自分と他人の境界線の薄いHSPさんは、
その人に考え方が影響されて、
その人の言うことがなんでも正しいような気持ちになることがあります。

自分でも意識しないうちに
「言いなり」状況になることも珍しくありません。

ただ、その状況が長く続くと押し込められた自分の気持ちは
行き場を失い苦しくなってしまいます。

また、その人をなんらかの理由で失ってしまった時、
半ば依存していたとも言える人を失ってしまった深い悲しみや、
振り回されていた自分への失望感などにさいなまれてしまい、
HSPさんの気持ちを突き落としてしまうことがあります。

そんな経験をしてしまうと、(恋愛感情かどうかに限らず)
人を好きになること自体を避けたくなってしまう
のは無理もありませんよね。

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    :HSPさんには「共感力が高い」という気質を持つ人が多いです。実際に共感力が高いことで人間関係を築く上でどんな影響があるのか、また悪影響を受けないために何ができるかを解説しています。

5 相手に対して責任を負うのが怖いから

これは特に結婚を考える関係を築くときに関わる要因です。

HSPさんは物事を多角的に見て深く考える傾向があります。

そのため自分にとって素敵な人を見つけても

  • 相手にとって自分と過ごす人生は本当に幸せなのか
  • 自分と関わることで相手の未来の可能性を狭めてしまわないか
  • 自分のせいで相手が不幸になったらどうしよう

などの不安を抱いてしまうことがあります。

当然自分以外の誰かが不幸になった時の責任なんて取れるはずもない
(本当に自分のせいかはさておき)ので、
そうなることを恐れて人と親密になること自体を
避けてしまう場合があります。

実際は、本当に小さな子どもを除けば、
誰かの人生に自分が大きな責任を負わなければならない、
なんてことはないんですけどね😉

HSPさんが人との距離を縮めるためにできること3選

これらの原因を踏まえて、心の底から

「自分はこれから誰とも親密にはならずに生きていくんだ」

「たまにご飯に行ったり、趣味を楽しんだりする友人がいればいい」

と、思う方はそれもいいでしょう。

ただ、それでも誰かと親密になりたい、
誰かと深く心を通わせ愛し合いたいと願うならば、
少しずつ自分の考え方を変えていく必要があります。

その「考え方の変え方」として、今回は3つ紹介したいと思います。

  1. 自分に自信を持つ
  2. すでに心の距離が近い人との関係を分析する
  3. 特定の人に依存しすぎない

1 自分に自信を持つ

「ありのままの自分を出すのが怖い」

「嫌われたくない」

そんな不安があるHSPさんは、
自分に自信を持つことから始めてみましょう。

  • 大勢の人と関わるのは苦手だけれど1人の人には深く寄り添える
  • 自分のこだわりが強いぶん相手のこだわりにも寛容になれる
  • すぐに傷つくけれど小さな幸せを胸いっぱいに受け取れる

HSPさんの気質は捉え方・環境次第でとても魅力的なものになります。

だから、まずは自分の魅力を自分で見つけること、
そして、魅力的な自分のありのままを受け入れてくれる人は必ずいる
そう信じて少しずつ、自然体な自分を他人に出していくことができれば、
きっと親密な関係になることへの怖さも薄れていくでしょう。

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2 すでに心の距離が近い人との関係を分析する

親密になるのが怖い!そう言いつつも、
ほとんどの人は家族や昔からの親友など、
1人2人は親密な関係にある人、ありのままでいられる人はいるものです。

なので、新しく出会った人と親密な関係を築くことが怖い時は、
上に挙げたような、すでに親密な人との関係を
思い出すのをおすすめします。

  • 自分が不快な感情を表した時、相手はどんな反応だったか
  • 相手の行動に不快感を覚えた時に自分はどう行動したか
  • ぶつかり合った時にどう収めたか
  • 親密な関係にあってなお意識していることは何か
  • 相手のどんな部分に安心してありのままの自分を出せているか

などについて考えてみることで、他人との親密な関係は、
思いの外いろんなことを許し・許されて成り立っていること、
親密な関係になるために自分が相手に求めていること、
などが浮き彫りになってくるはずです。

また大前提として、
出会うすべての人と親密になる必要はありません

上に挙げたようなことを考えた結果、
自分が求めている大切なものを持った人とだけ、
大事に関係性を育んでいけたらいいんじゃないかなと思います🌼

3 特定の人に依存しすぎない

自分的にも相手的にもいろんな壁を乗り越えて親密になったのに、
その結果が、相手がいないと何もできない、相手中心の生活・・・
といった依存関係だったら悲しいですよね。

しかも、依存関係が壊れてしまった時の喪失感、
依存状態であったために失ってしまった時間や機会に対する後悔の念の深さは、
1度経験するだけでもその後他人と親密な状態になることを避ける
理由となるには十分すぎるでしょう。

なので、誰かと親密になるにあたっては、

  • 自分と相手は他人同士である
  • 相手との時間以外に楽しい時間・安らげる時間を持つ
  • 相手について知らないことがあってもいい
  • 自分の気持ちを押し込まないと保てない関係ならやめる

などを意識し、「相手中心」の心理状況にならないようにしましょう。

私は基本的に、親密な人とはSNS上でのやり取りをほとんどしません。

一緒にいる時はその人との時間をめいっぱい楽しんで、
それ以外の時間は各々の時間。

何をどこでしてるかは話したり話さなかったり。

そんなふうにして心の距離感を保つことが多いです💪

まとめ

今回は

  • 親密な関係とは、相手の前でありのままでいられる関係のこと
  • 親密な関係を恐れる原因には、HSPさんの自信のなさや共感力の高さが大きく関係する
  • 誰かと親密な関係を築くためには、自分の魅力をよく知り、自分を受け入れてくれる人を大切にする意識が必要

という内容でした。

これまで誰かと親密になることを避けることで
自分の心を守ってきたHSPさんや、
親密になった結果「裏切られた」と感じた経験のあるHSPさんにとっては、
誰かと親密になること自体が
とても難しいこと・望まないことのように思うかもしれません。

だったらそれでもいいんです。

ありのままの自分を受け入れてくれる誰かがそばにいて欲しい

そう心から思った時に初めて動き出しても遅くはありません。

1番大事なのは、誰がそばにいる・いないに関わらず、
自分が心から幸せだと感じられる環境に身をおけているかどうかです。

じゃあ私はどうしたい?

それを見つけるお手伝いを私と、私の文ができていたらとても嬉しいです。

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【参考文献】

エレイン・N・アーロン著 / 明橋大二訳 ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき 青春出版社(2020)


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