
学校で、職場で、家庭で。
毎日無数の人と関わりながら生活している私たち。
それに伴って滝のように押し寄せてくる
様々な考え方や意見にほんろうされて、
自分が何を考え、何をしたかったのか
わからなくなることはありませんか?
自分にとってベストな選択もわからないし、
周りの人に嫌われたくもないから、
やりたくないことをやってみたり、
理解していないのに同調してみたり。
その場はうまくやり過ごせても心はとても疲れてしまいますよね。
ということで今回は、
そんな状況から脱却するための方法を
考えてみたいと思います。
キーワードは「自分軸」。
読めばあなたも、
見失ってしまった自分の気持ちを取り戻し、
誰にも振り回されない毎日を過ごすきっかけが
できるかもしれません🔆
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自分軸とは

自分軸
よく聞く言葉ではありますが、
イメージは意外とぼんやりしていませんか?
まずはその定義や自分軸を持つ人の特徴など
について知っていきましょう🙌
自分軸とは自分の価値観を大事に行動できる人のこと
自分軸とは、簡単にいうと
周りに左右されず自分の考え方に基づいて行動することです。
つまり、
- 周りの人の言葉
- SNSの評価
- 世間の常識
などに左右されず、
自分の好みや信念を大事にできる人ってことですね😉
逆は他人軸。周りの人の意見や考え方を基準に
行動することを指します。
自分軸と「わがまま」「自己中心的」の違い
自分の好みや信念を大事にすることを想像した時に、
「わがまま・自己中心的じゃないか?」
と心配になった人はいませんか?
大丈夫です。
わがまま・自己中心的は、
自分のしたいことや望みを他人に押し付ける行為を指します。
一方自分軸を持つ人は、
自分のしたいことや望みは実現させつつ、
周りの意見や考えも尊重することができます。
こうやって比べてみると、
2つは似て非なるものだということがわかりますね。
自分軸がある人の特徴
では、自分軸を持った人にはどんな人がいるのでしょう。
- 自分の意見が言える
- 自分に正直
- 周りの人に助けてもらえる
の3つの特徴をご紹介するので、
皆さんの周りにもいないか思い浮かべながら読んでみてください😉
自分の意見が言える
自分がしたいことや大事なものがちゃんとわかっているので、
意見をはっきり伝えることができます。
また、自分軸がある人の意見は
筋が通っていてぶれることも少ないので、
多くの人に支持されるものになることが多いです。
自分に正直
自分軸を持っている人は、
自分の「やりたい!」という気持ちにとても素直です。
周りの目やその時の風潮などを気にしすぎることなく、
のびのびとやりたいことを楽しむことができます。
また、やりたくないこと・できないことも理解しているので、
その場の空気に流されず断る術も持っています。
周りの人に助けてもらえる
自分軸を持っている人の
やりたいことは周りにも明確に伝わります。
「よくわからないけど頑張ってる人」
のことは応援することしかできない人も、
何をしたいかはっきりわかっている人のことは、
具体的な手段をもって助けることができます。
だから、自分軸を持っている人の周りには、
いろんな人が集まって試行錯誤していることが多いんですよね。
HSPさんが自分軸を持つことが苦手な理由

他人のことは尊重しつつ自分の意見をはっきり伝え、
どんな環境も居心地の良いように切り開く力のある自分軸。
ですが冒頭でもお伝えした通り、
HSPの気質を持つ人は自分軸を持つことが
苦手な人が多いと言われています。
その理由をHSPの気質に由来する
- 共感力が高すぎるから
- 嫌われたくない思いが強すぎるから
の2つの視点から考えてみます。
共感力が強すぎるから
「自分と他人との心の境界線が薄い」
と言われることがあるほど、HSPさんには高い共感力があります。
- 友達のいい知らせを自分のことのように喜べる
- 暗いニュースを聞いて、自分も当事者のような気持ちになり落ち込む
- 相談を親身になって聞くあまりどっと疲れてしまう
といったように、
もともと他人の感情に影響されやすいのです。
それが、自分自身の好みや考え方にも影響されて、
- 恋人が好きなアーティストに自分もハマってしまう
- プロの「おすすめです!」という言葉に簡単に影響されてしまう
- 両親が◯大がいいと言っていたから自分もそうだと思う
- ネガティブな友人のネガティブな展望に自分も当てはまると考えてしまう
なんてことが容易に起こりえてしまうのです。
アーティストにハマっちゃうくらいなら
全然いいと思うのですが、
それで大きなお金を動かしたり、
進学・就職に関わる決断をするのは少し危ういですよね。
そしてこれのやっかいな点は、
自分の軸が他人によってぶれていることに本人が気づきにくいこと。
だって本人的には誰かの影響を受け、
心の底から「すごい!」「確かに!」
と納得して、行動や考えを考えていますからね。
また、自分軸を持っている人は誰かの良い意見を自分の意見に
取り入れていきますが、他人軸の人は丸ごとその人の意見で
塗り替えてしまい、しばしば自分の意見を見失ってしまいます。
自分軸の人は他人と意見をやりとりすることで
より良いゴールに近づきますが、
他人軸の人はゴール地点自体が変わってしまうイメージ。
これじゃいつまでもゴールにはたどり着けなくて
困ってしまうのですが、HSPさんにはこの後者が圧倒的に多いのです。
嫌われたくない思いが強すぎるから
共感力の高さが要因となり、無意識のうちに他人軸になることが多い
HSPさんですが、「あの人に嫌われたくない!」
という思いから意識して自分軸を放棄してしまうこともあります。
例えば、
- やりたくないけれど、自分がやらなければ迷惑だから引き受ける
- 誰かとの異なる価値観のすり合わせができず我慢している
- 誰もしていないから、という理由で何かに挑戦することを諦めた
など状況が挙げられます。
これの悲しいところはその人自身が無理をしていること。
やりたくもないことをやって、聞きたくないことを聞いて。
そんなことが続けば心が疲れてしまうのは目に見えていますよね。
自分軸を持つことのメリット

上に挙げたような要因もあって、
自分軸を持つことは難しいと感じていませんか?
確かに気にしない」が苦手なこともあって、
HSPさんが自分軸を持つことは、
そうでない人が持つより少しハードルが高いことかもしれません。
ただ、自分軸を持つことで、
- 幸福感が高まる
- 心地よい環境で過ごせる
- 決断力が高くなる
のような大きなメリットを得ることができます。
自分軸を手に入れられる考え方も後ほど紹介するので、
まずは自分軸を手に入れた時の
少し明るい未来を想像してみませんか?
幸福感が高まる
周りの意見やSNSの評判などによって自分の考えを変える時、
自分の人生が誰かにコントロールされているようで
虚しくなることはありませんか?
それが、自分軸を持つことで解消されます。
自分の意思で自分のことを決められるようになるので、
「自分で自分の人生を決めている!」という感覚が
自分を幸せな気持ちにさせてくれます。
また、自分の気持ちに嘘をつかずに過ごすことができるので、
その点でも幸福度が上がると言えるでしょう。
心地よい環境で過ごせる
自分軸を持てるようになると、
あなた自身がどうしたいのかが周りにも伝わるようになるので、
そんなあなたと過ごしたい人が自然と集まってきます。
「類は友を呼ぶ」ってやつですね。
あなたに賛同できない人は離れていくかもしれませんが、
それはそれでいいのです。
また、本当に大事にしたいものがわかっていれば、
それがない環境からはためらわず離れることができます。
【大事なものがない環境の例】
- 穏やかな人間関係が保てない職場
- 常にがやがやとしている環境
- 不規則な行動を求められ、落ち着けない環境
自分に合う人に囲まれ、
大切にしていることが守られる環境を
自分で引き寄せていけるようになることで、
心地よく過ごすことができるようになるのです。
決断力が高くなる
自分の信念がはっきりしていると迷うことが少なくなります。
レストランで食べるものを決めるときに・・・
なんて時の話ではなく笑
- 大きな仕事を受けるか断るか
- 目の前の人の意見に合わせるかどうか
- チャンスを掴むか見逃すか
なんてその先に関わるような決断をスパッとできるようになります。
また、その判断にはきちんと自分の気持ちが伴っているので、
自分の選んだことで後悔することもありません。
HSPさんが自分軸を持つためにできること

最後に、HSPさんが自分軸を持つために
役立つ4つの考え方を紹介します。
- 自分のことをよく知る
- 自分の考え方に自信を持つ
- 人に嫌われることを過度に恐れない
- 自分の気持ちを目にみえる形で記しておく
できそうなことから試してみてもらえると幸いです。
自分のことをよく知る
自分軸を持つためには自分の信念や好みを、
自分自身がよく知ることが大事です。
- HSP診断
- MBTI診断
- ストレングスファインダー
などの自己診断ツールも活用しながら、できるだけ詳しく
自分のことを言葉にできるようになってみましょう。
自分のことを言葉にできるようになったら、
自分と異なる考えを持つ人との
「異なっているポイント」が明確になり、
自分の考えとの線引きがしやすくなります。
自分の考え方に自信を持つ
「自分はみんなと違う感覚を持っている」
と落ち込んでしまいやすいHSPさん。
ですが、それはあくまでも「違う」だけであって
「間違っている」訳ではありません。
そして、「多数派の意見=正解」でもないのです。
だから、自分の考えを自分で否定しないでください。
ただ自分の考えを自分で認め、そこに沿った行動する。
それが自分軸を持つことにつながるのです。
また、自分の考えに従って行動することは、
他人の考えを否定することとは全くの別物です。
誰にも責められる言われのない、素敵な行動なんですよ😉
人に嫌われることを過度に恐れない
大切な人に嫌われまいとするあまり、
自分の考え方まで他人色に染まってしまうことのあるHSPさん。
少し考えてみてください。
あなたは考え方が違う人は嫌いでしょうか?
違いますよね。
あなたのお友達にも、あなたと違う考えの人はいるはずです。
何が言いたいかというと、
考えの違いが誰かに嫌われる原因になるとすれば、
それは「考え方が違うから」ではなく、
「考え方が違う人のことを否定する(と思わせる)」からですよね。
例え考え方が違っても互いを尊重し合い、
むやみに自分の考えを押し付けない配慮を続けることができれば、
良い関係を築くことは十分に可能です。
だから、安心して自分の考え方を貫いてみてください。
あなたを大切だと思ってくれる人は、
「そんなこと」であなたを嫌ったりはしませんよ。
自分の気持ちを目にみえる形で記しておく
日記、というほど大げさなものでなくてもいいのですが、
紙やスマホのメモ機能などに、
自分のことを目にみえる形で記録してみてください。
- 嬉しいと思ったこと
- 悲しいと思ったこと
- 目標に向かってしたこと
- 新しい挑戦
などなんでも構いません。
書いているうちに、自分が大切にしていることや、
楽しいと感じている時間・環境、自分が守るべきポイントなどが
見えてくるはずです。
まとめ

今回は
ということをお伝えしてきました。
自分軸を持っていないことは悪いことではありません。
短所でもありません。
人に迷惑をかけることもそうないでしょう。
だから、自分軸を持っていないからといって
自分を責める必要は全くありません。
でも自分自身が、誰かの意見に振り回されて、
大事な選択を誤らないように、心が疲れてしまわないように。
ゆっくりと、自分軸を育てていくのはいいかもしれませんね🌼
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