
- 自分では抱えきれない量の仕事を抱えている
- どうしても苦手な作業がひとつあって、全体の工程が進められずにいる
- これから始めることに大きな不安がある
こんなとき、あなたならどうしますか?
いろんな打開策があるとは思いますが、
挙げたもの全てに対して有効なのは、誰かに頼ることでしょう。
ただ、HSPさんの中にはその気質ゆえ
「頼る」という行為が非常に苦手な人がいます。
ここまでの話をおおむね共感してくださっていたあなたも、
もしかしたら困った時に誰にも頼れず、
1人でたくさんの仕事や不安を抱えてしまった経験があるかもしれません。
その結果、
- どれだけ作業を進めても終わらない
- 何をすればいいかわからないまま時間だけが過ぎていく
- ぐるぐる同じことを考え続けてしまう
なんてことになるのはとても辛いですよね。
ということで今回は、
についてご紹介します。
この記事があなたにとって、
「頼る」ことに対するハードルを下げるきっかけになれば幸いです。
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HSPさんが「頼る」を苦手にしている理由

HSPさんが「頼ること」に対して抵抗感を覚える理由には、
HSP特有の気質が関係しているかもしれません。今回は、
- 相手を優先したい気持ちが強いから
- 「誰かに頼る自分」を認めがたいから
- 自分自身のこだわりとの折り合いがつけられないから
の3つの視点から考えてみましょう。
相手を優先したい気持ちが強いから
他人の細かな変化に気づきやすいHSPさん。
仕草や表情から
「この人困っている?」「ストレスを感じている?」
なんてサインも敏感に察知することができます。
一方で、自分の想像(憶測)で不安になってしまう一面も。
何かを頼もうと思った時に相手の顔色を伺って、
- 今忙しそうだから声をかけない方がいいかな
- こんなことを頼んだら迷惑かもしれない
- そもそも自分は相手にとって「頼み事をしていい人間」なのか
などと考えてしまいます。
これが共感力の高さ・思いやりの深さとあいまって、
「頼み事をして相手の負担を増やしたくない」
という気持ちに変わり、頼み事をためらう理由になってしまうのです。
「誰かに頼る自分」を認めがたいから
「〜すべき」という考え方が強いと言われているHSPさん。
頼み事をしたいと思った時も、
自分が任された仕事は自分で責任を持って終わらせるべき
という考えがジャマをして、なかなか踏み切れない時があります。
また、自己肯定感が低い傾向もあるので、頼み事をすることで
- 他人に頼らないとやるべきこともできない自分
- 仕事が遅い自分
- 不器用な自分
などと向き合わないといけない、といった恐怖もあって、
頼み事ができないHSPさんもいるそうです。
自分自身のこだわりとの折り合いがつけられないから
HSPさんの多くは、
作業が丁寧かつ完璧主義な傾向を持つと言われています。
また、ルーティン化された作業を好み、
突発的(イレギュラー)な事態に不安を覚える人も多いです。
ですが、もし自分のすべきことを誰かに任せてしまうと、
- 自分がこだわりたい部分をずさんなやり方で終わらせられる
- 思っていた方法・手順と違う形で進められる
- 今まで自分がやってきたことを訂正される
なんてことが起こるのは容易に想像できます。
その仕事が専門的であるほど、HSPさんがこだわりを持っているほど、
上に挙げたようなことが起こるのは受け入れがたく、
どれだけ切羽詰まっていても人に頼れないということは少なくありません。
誰かに頼ることのメリット

様々な理由で「誰かに頼る」という判断に踏み切れないHSPさん。
「誰かに迷惑をかけたくない」「責任もって仕事をしたい」
という感覚そのものは全く間違っていません。
でも、それは「何かを成し遂げる」ということを
考えた時の一面に過ぎないのです。
そこで、この機会に何かを成し遂げるために誰かに頼った時、
どんないいことがあるかを知ってみませんか?
- 作業できる量が増える
- 自分が持たない視点からの問題解決ができる
- 困っている状況そのものから脱却できる
作業できる量が増える
これは単純にマンパワーが増える、という話ですね。特に
- 資料集めなどの情報収集
- 書類のホッチキスどめなどの単純作業
- 作業に付随する片付けなどの優先順位が低いけれどすべきこと
など、HSPさんからすれば
「自分でできるからあえて頼むのも申し訳ない・・・」
と思っていても、作業を期限に終わらせるという観点から言えば、
確実に時間と労力を割かれてしまうタスクたちは、
誰かに助けてもらうことで一瞬で終わってしまいます。
またこの手のものは、比較的誰に頼んでも
似たようなクオリティで仕上げてもらいやすく、
HSPさんのこだわりが入る余地もないようなものが多いので、
「誰かに頼む」を練習する内容としてもうってつけだと思います。
自分が持たない視点からの問題解決ができる
やることに追われて作業が期限に間に合いそうにない、
というより何から手をつけていいかわからない、
課題はわかっているけれど次にどうすればいいかわからない。
そんな時こそ周りの人の力を借りる時です。
自分が考えうる範囲では解決不可能な問題も、
違う年齢・立場・キャリアの人からすれば、
案外簡単に解決できる問題かもしれません。
また、自分にとっては前代未聞の事態でも、
似た体験をした誰かはきっといるはずです。
ぐるぐる考えて何もできない時間が続くのは、
どんな状況であっても辛いこと。
それが、「誰かに頼る」、なんなら「話を聞く」
だけで抜け出せるのは素晴らしいことではないでしょうか?
困っている状況そのものから脱却できる
あなたが辛いと思っていることが、
他の人にとっても辛いことだとは限りません。
だから、自分が困っていること・助けてほしいことを伝えたら
- じゃあ代わりにそれやっとこうか?
- 私それするの好きだな
- あなたが困ってたって伝えておくよ
といったような反応が返ってくることも、実は少なくありません。
こうなれば、自分は辛いことをしなくて良くなる、
つまり、困っている状況そのものから抜け出せるんですよね。
これは1人で頑張っていてもなかなか導けない展開だと思います。
誰かに頼れる自分になるための考え方

ここまで、HSPさんが「頼る」のが苦手な理由、
誰かに頼ることのメリットについてご紹介してきました。
それでもまだ自分のすべきことを誰かにしてもらうのは、
自分の弱い気持ちを誰かに支えてもらうことは、
「申し訳ない」「嫌だ」
と感じている方もおられるのではないでしょうか。
そんなあなたのために、
抵抗なく誰かを頼れるようになるための3つの考え方をお伝えします。
- 人は支え合って生きていることを意識する
- 自分ではなく「やるべきこと」に対してベストな選択をする
- 「誰かに頼れる自分」を肯定的に受け入れる
「誰かに頼る=迷惑」ではないことが伝わればとっても嬉しいです。
人は支え合って生きていることを意識する
HSP気質を持つかどうかにとどまらず、
人の性格や得意不得意は、本来持ったもの・生まれ育った環境
などが複雑に絡み合って、形作られています。
だからこそ、それぞれが得意なことを進んでし、
苦手な人はそれに乗っかったりサポートしたりする。
これがいろんなことにおいて、
役割を変えながら無数に繰り返されることで社会は成り立っています。
お店の営業で例を挙げるなら、
お話上手な人が接客をして、単純作業が苦にならない人が品出し、
数字に強い人が事務作業・・・
と言ったように複数人で仕事を分担をすることで、
初めてお客さんに商品を提供できる体制になる、といった感じです。
また誰しも体は1つしかなく、1日は24時間しかないので、
あなたが全てのことを完璧にこなせたとて、
できることはそんなに多くありません。
だからこそ、あなたはあなたが上手にできることに最大限時間を費やして、
苦手なことはそれが得意な人に任せる。
支え合って何かを成し遂げられたらそれでいいのではないでしょうか?
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自分ではなく「やるべきこと」に対してベストな選択をする
誰かに頼ることは自分の能力が低いからだ。
そう思っている方はいらっしゃるのではないでしょうか。
でもそうではなくて、何かをするときに
- 時間効率はどうか
- 同時進行でできる手順はないか
- その作業をして削られる自分の気力・時間は見合っているか
- 苦手なことを無理やりこなした時に本当に良いものができるのか(目標達成できるのか)
などを考えたときに、誰かに頼った方がいいという場面は結構あります。
本当に向き合うべきは、誰かに頼る自分のできなさやプライドではなく、
今目の前にある課題を「いかにより良く・効率的に解決していくか」
じゃないでしょうか。
「誰かに頼れる自分」を肯定的に受け止める
誰かに頼れたあとは意識して
- 効率よく仕事ができた自分
- 結果に対してベストな選択をできた自分
- 先を見通して行動できた自分
を褒めてあげてください。
冒頭からお伝えし続けている通り、
頼ることは悪いことでも恥ずべきことでもありません。
誰かに頼るからこそ見える世界があります。
取れる選択肢があります。
何か大きなことを成し遂げるために誰かに頼る、
もっと言えば適材適所に人材を振り分ける、
ということは必要不可欠な力です。
誰にでもできることではありません。
だからできるのはすばらしいことなのです🌼
まとめ

今回は
といった内容をご紹介しました。
ここまで読んでくださって、なお頼ることに抵抗のあるあなたへ。
逆の立場になって考えてみてください。
あなたは誰かに頼られるのは嫌ですか?
あなたが少し知恵や手を貸すことで、
大切な人や仲間の負担・不安が軽くなるならあなたも嬉しくありませんか?
そんなあなたを含め、
「困っている人は助けたい」
そう思っている人はこの世界にたくさんいます。
普段から周りのことを思いやって過ごしている
あなたのためともなればなおさらです。
やるべき仕事、あらゆることに対する不安。
全てを1人で抱え込む必要はありません。
まずは小さなことからでも。
試しに誰かに渡してみませんか?
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