
今よりもっと
- 楽しい仕事に就きたい
- お金が欲しい
- 休みたい
- 刺激のある日々を過ごしたい
- 穏やかでいたい
そんな想いがあって、
叶えるためにやるべきこともわかっている。
なのに動けない。
明確な理由はないけれど不安で、
変わることで失敗したくなくて、
最初の一歩が踏み出せない。
つまり変わるのが怖い。
でもそれは、あなたが甘えているからでも、
心が弱いからでもありません。
考え方の偏りを指す「認知バイアス」の1つ
である現状維持バイアスが、
あなたの賢明な判断を妨げている
のかもしれません。
今回は、
についてご紹介します。
変わりたいのに変われないあなたが
一歩踏み出すためのお手伝いができたら
とっても嬉しいです😌
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現状維持バイアスとは

現状維持バイアス
:何かを変化させることによる損失を恐れて、現状を保持しようとする傾向
まさに「変わるのが怖い」を
引き起こす認知バイアスです。
例としては、
- 外食先で、つい同じメニュー(同じ席)を選んでしまう
- 使ってないサブスクをなかなか解約できない
- 時代にそぐわないルールが学校や会社に残り続けている
- 新しいものや習慣を取り入れることに抵抗を覚えてしまう
などが挙げられます。
私の日常だったら、
- どうしても手帳を紙からスマホに移行できない
- 給料日にコンビニのATMでお金を降ろしてしまう(銀行まで行くのが面倒)
- 自分がやらなくてもいいことだけれど、「ずっとやっていたから」という理由で他の人に頼めない
とかが思い浮かびました。笑
現状維持バイアスが起こる原因

現状維持バイアスは、
- 選択肢が多いと選べなくなる(選ぶことを放棄して現状維持に走る)ため
- 現状にかけたお金・時間・努力などが、無駄になることを惜しいと感じるため(サンクコスト)
- 「前はうまくいっていた」などの過去の経験に囚われてしまうため
- 「現状がいい」という自分の考えに反する行為をしたくないため
などの複数の心理的要因が原因となって起こります。
そのため、
- 使ってないサブスクを解約する
- AIにメール作成を任せる(仕事を効率化する)
- 間食や夜更かしなどの生活習慣をやめる
など、客観的に見れば
変えることでメリットが得られることであっても、
なかなか行動が起こせなくなってしまうのです。
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現状維持バイアスがHSPさんに与える影響

上の例で挙げたように
日常のあらゆる判断に影響を与えている
現状維持バイアス。
- 物事を深く考えられるがゆえにいろんな事態を想像してしまう
- 完璧主義がゆえにうまくいかない未来を受け入れがたい
傾向があるHSPさんには、
特に関連が深い認知バイアスだと
言えるでしょう。
では現状維持バイアスによって、
合理的な判断ができなかった場合、
私たちにはどんな影響があるのでしょうか。
今回は、
- 新しい出会いやチャンスを逃してしまう
- 状況に合わないやり方で無駄な時間・お金を使ってしまう
- 本当にやりたいことに挑戦する勇気を持てなくなる
の3点から考えてみましょう。
新しい出会いやチャンスを逃してしまう
考えるのが面倒だから、と
同じ場所で同じような過ごし方をし続けたり、
現状に満足していないのに
新しい環境にも飛び込まない
ことが続くと、
- 自分のスキルを活かせる仕事
- 意外と好みの音楽/ご飯
- 自分とは違う世界で生きる人との出会い
などを逃してしまう可能性があります。
今手の内にあるものや、
安心できる環境を大切にできるのは
いいことですが、それが
何かを始める時の足かせに
なってはもったいないですよね。
状況に合わないやり方で無駄な時間・お金を使ってしまう
同じ環境に身を置いて、
繰り返しの日々を過ごしている間にも、
世間の情勢は目まぐるしく変わっています。
歳を重ねることに、
できること・できないことも
変化していくはずです。
そんな中
- ずっと同じ生活習慣
- 昔ながらの仕事のやり方
- 若い頃から変わらない考え方
でうまく生きていくことはできるのでしょうか?
きっと答えはNO。
「変わりたくない」と、頑なになればなるほど
世間や周りの人とのズレや摩擦に
苦しむことになってしまいます。
本当にやりたいことに挑戦する勇気を持てなくなる
何かを始める時、
「やりたくない理由」「できない理由」は
いくらでも思いつくものです。
その気持ちが強くなりすぎるあまり
一歩踏みだすのを諦める経験が
どんどん増えてしまうと、
現状維持バイアスはさらに強くなります。
結果として本当にやりたいことを見つけた時も、
現状維持バイアスと、
現状維持バイアスによっていつも勇気を出せない自分
に阻まれて、最初のワンアクションが
取れなくなってしまうのです。
現状維持バイアスとの上手な向き合い方

では現状維持バイアスによって、
一歩踏みだす勇気を削がれてしまわないために、
私たちにできる心がけはなんでしょうか。
今回は
- 「現状維持バイアスがある」という自覚を持つ
- 第三者の意見や最新の情報を取り入れる
- 現状維持する(しない)ことのメリット・デメリットを考える
の3点をご紹介したいと思います!
「現状維持バイアスがある」という自覚を持つ
まずは自分に、
「変わりたくない」
という気持ちがあることを
知ることが大切です。
それができて初めて、
自分がチャレンジしようとしていることが、
「やれない」のか「やりたくない」のか
を正確に見極めることが
できるようになります。
第三者の意見や最新の情報を取り入れる
「やらない」「やれない」理由が正当にある。
そう思っているものでも、
客観的な視点から検討してもらったり、
数値を用いて検証すれば、
現状を維持する方が非効率的なことがわかった。
なんてことはよくあります。
迷った時は、周りの人に
「どっちの方がいいと思う?」
と聞いてみたり、
その分野の最新情報を調べ、
すでに似たことをしている人の
感想や数値的な結果をリサーチ
してみるといいでしょう。
現状維持する(しない)ことのメリット・デメリットを考える
現状を維持するにしても、
何かを変えるにしても、
どちらか一方に決めることでメリット
しかない、という状況はほぼありません。
だから迷っちゃうんですよね。
それでもどちらか決めないといけない時は、
それぞれのメリット・デメリットを
挙げて、メリットが大きい方を選ぶように
するのはどうでしょう。
実際により良い選択肢を選べるのはもちろん、
「なんとなく」の決断ではなく
根拠を持って「より良い」選択ができるので、
後悔することも少なくなるでしょう。
まとめ

今回は、
というお話をしました。
今置かれている現状に
メリットや愛着があればあるほど、
そこから動くのは難しく感じてしまいます。
また、現状から脱したことによる
デメリットを負いたくない、と考えるのは
誰しも考えることでしょう。
でも、変えたら変わったままでいなくては
いけないのでしょうか。
変えてみたけど、しっくりこなかったから戻した。
は許されないのでしょうか?
そんなことないですよね。
企業などでの大きな判断を「やっぱやめた!」
は通用しないかもしれませんが、
個人の決断くらいなら覆せるものの方が
多いですよね。
やってみないとわからないことも多いから。
心と体が辛くならない程度に
挑戦を繰り返し、自分が望む毎日に
じわりじわりと近づいていけたら
素敵じゃないかなと思います🌼
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⚠️認知バイアスについては、本来の意味と異なるものを紹介しないよう細心の注意を払っておりますが、
HSPさんにどう影響するかについては個人の解釈が入っております。
こういう考え方もあるんだなあ〜という気持ちで見てくださると嬉しいです!
【参考文献】
・情報文化研究所 情報を正しく選択するための認知バイアス辞典 フォレスト出版株式会社 (2021)
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