【HSPさんのための認知バイアス入門】6 希望的観測

HSPさんのための認知バイアス入門
女性が会話をしている画像

「この人楽観的だなあ〜」

と、思う人いませんか?たとえば、

「今の仕事辞めようと思ってるんだよね。転職先?決まってないよ。
今の仕事で培ったスキルもあるし、成長している分野だから求人もたくさんあると思うんだよね〜。」

みたいな。

聞いている側からすれば、

「なんの根拠があって簡単に

転職できると思ってるんだろう・・・」

と思ってしまうのですが、

本人は至ってまじめ。

こんな時、話し手の人は

認知バイアスの1つである

希望的観測をしているのかもしれません。

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希望的観測とは

希望的観測
良い結果が起こることを、よくない結果が起こることより期待すること

冒頭の例で言うと、話し手の人は

「自分が簡単に転職先を見つけられるか」

という問いに対する答えに対して、

「転職先を簡単に見つけることができる」

という自分にとってよい結果が起こる確率が

「転職先を簡単に見つけることができない」

というよくない結果になる確率より高い、

と考えているということです

そしてこの時、

「自分にとってよい結果が起こる確率の方が高い」

という根拠は特にない

ということが大事なポイントです。

なんとなくうまくいく気がする!

これが希望的観測です。

一見いいことのように思えますが、

希望的観測は、時に自分の正確な状況把握を

ジャマしてしまうことがあります。

では、どうしておこってしまうのでしょうか。

希望的観測が起こる仕組み

希望的観測が起きる理由には、

同じく認知バイアスの1つである

確証バイアス」が関係しています。

確証バイアス
:膨大な情報の中で、自分の考えや予想に合った情報だけを意識的に取り入れてしまうこと。

つまり、冒頭の例では、

「自分が簡単に転職先を見つけられるか」

という問題に対して、

「転職したい業界での経験がある」
「転職したい業界はこれから伸びていく分野」
「転職したい企業が見つかっていない」
「他から声がかかるほどの実績はつめていない」

などのたくさんの情報の中から

「自分は簡単に転職先を見つけられる」

という自分にとって都合のいい答えを

導くための根拠になりそうな情報だけを選び取る

ということを、

無意識に」やってしまっているのです。

希望的観測がおこる仕組みを説明した画像

つまり、人は希望的観測におちいっている時

無意識のうちに排除した情報の中に隠れている

「自分が望まない方法に進んだとき」

のことを十分に考えられていないことが多いのです

だから、自分が「予期していない」

ところでつまづいて、

本来うまくいくはずだったことも

うまくいかなくなる。

それが、希望的観測の怖いところなんです。

HSPさんと希望的観測

ここまでご紹介した通り、

一般的に希望的観測は

物事のなりゆきを、自分の希望をまじえて

都合の良いように想像する

という悪い意味で使われることが多い

認知バイアスです。

一方で、

  • 物事を深く考える
  • 人やもののささいな変化に気づく

といった特徴を持つHSPさんは、

希望的観測の逆である

「よくない結果が起こることを、

よい結果が起こることより期待する」

絶望的観測」の認知バイアスに

おちいってしまうことで、

チャレンジするための

一歩が踏み出せないことがあります。

何か始める前から失敗した時のこと、

誰かに迷惑をかけた時のことばかり考えて、

本当にしたいことができないのは

悲しいことですよね?

海辺で座っている写真
私の夢は海の見える街で暮らすこと。数年後には「なんとかなるさ!」の気持ちで今の仕事から離れようと思っています。

だから、そんなHSPさんには

意識的に希望的観測を持つ」ときが

あってもいいんじゃないかなと思います。

「きっとうまくいく」
「ここまで努力したからできるはず」
「みんなもできてるから私もできる」

肩の力を抜いてやりたいことをやってみる。

そうすれば、

あなたの「これやりたい!」が周りに伝わって、

あなたを助けてくれる人が現れたりします。

それに、物事をいろんな角度から

見られるHSPさんだから、

失敗も直前に気づけたり、

うまく対処できたりするんです。

意外と。笑

だからなんとかなります。大丈夫。

「居心地いいな」と思う環境、

なりたい自分に向かって、

最初の一歩、進んでみましょう〜!

【参考文献】
・情報文化研究所 情報を正しく選択するための認知バイアス辞典 フォレスト出版株式会社 (2021)
・mitsunari 希望的観測の具体例や対策方法とは?論理的に考えるクセを持つ

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